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抗うつ薬、睡眠薬などの新薬開発を目指す治験に関するQ&Aをまとめました

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治験参加者募集

治験なんでもQ&A

治験に参加するためのQ&A

  • Webで募集をみましたが、どうすればいいですか?
  • Webの募集要項に記載されている対象者の条件を確認して下さい。条件に当てはまるようなら、そのページに記載されている連絡先に連絡して、「治験の募集案内を見ました」と申し出て下さい。CNS薬理研究所の「治験患者募集」のページをご覧になった方は、CNS治験センターにお電話をいただくか、「エントリーフォームへ」をクリックし、「エントリーフォーム」に必要事項をご記入のうえ、送信して下さい。担当者が対応します。
  • 誰でも治験に参加できますか?
  • 治験の参加基準に合っていることが必要です。まず、お電話で患者さんの年齢、性別、症状の内容や程度、病歴、定期的な通院が可能かどうかといった基本的な条件をお伺いし、基準に合っていた患者さんには、さらに治験を行う病院で診察や検査を受けていただきます。その結果、患者さんの安全性の確保と治験のすべての基準を満たしていることの確認ができたところで治験の参加が決定されます。
  • 参加のメリットにはどのようなことがありますか?
  • まだ、一般的になっていない最新の治療を受ける機会を得ることができ、薬の効果や安全性を調べるために詳しい検査が行われるため、病気の経過などを詳しく知ることができます。また、新しい薬を世に送り出すという医療の発展に貢献することができます。
  • 参加のデメリットにはどのようなことがありますか?
  • 正確な試験結果を得るため、来院回数が増えたり、詳しい検査を行うため、通常の診察より余分に時間がかかったりする場合があること、治験のスケジュールや注意事項など守らなければならないことがあること、服薬の記録などが必要な場合には、その手間がかかること、また、患者さんによっては治験薬が無効であったり、予期しない副作用が出たりする可能性があることなどです。
  • 他の病院に通院していますが、治験に参加できますか?
  • 病気の種類や程度によっては治験に参加できないことがありますので、治験の担当医に他の病院に通院していること、その病気の種類や程度、服薬している薬のことなどを伝えて下さい。治験に参加することが決まった場合、通院中の病院の医師に治験に参加していることを連絡させていただきます。 (参加する治験の対象の病気で通院している他の病院には治験参加中は通院できません。)
  • 治験に参加した時、治療費や交通費はどうなりますか?
  • 治験薬代および治験期間中に実施された治験のための検査・画像診断費用は必要ありません。製薬会社が負担します。ただし、初診料や再診料、治験以外の病気の治療を行ったときの費用は、いつもの診療の時と同様に、患者さんの加入する健康保険を適用した負担となります。また、治験の参加に同意された後、治験のために必要な診察や検査などで来院された場合には、交通費などに充てていただく負担軽減費を一定の範囲でお支払いしている医療機関もありますので、詳しくは治験コーディネーターにおたずねください。
  • プライバシーは守られますか?
  • 治験が適正に行われているかを確認するため、厚生労働省の担当者、治験審査委員会の委員、また治験を依頼している製薬会社がカルテ等を閲覧することがありますが、このような場合でも、これらの関係者には秘密を守る義務が課せられていますので、患者さんの名前などの個人情報は守られます。また、治験によって得られる貴重なデータは、他のデータとともに厚生労働省に提出されたり、学会や医学雑誌等に発表されたりすることがありますが、いずれの場合も、個人情報は厳重に守られます。
  • 治験はどのくらいの期間、行われますか?
  • 治験の内容によって異なり、3〜4ヶ月で終了する試験もあれば、1年以上続く試験もあります。
  • 遠方から参加することはできますか?
  • 治験では定期的に、また決められた日に診察や検査を受けていただく必要があります。このため、あまりに遠方の方で、定期的な通院が難しい場合などは参加できないことがあります。

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治験についてのQ&A

  • 治験薬ってなんですか?
  • 基礎研究や動物での試験の結果、病気に対しての効果が期待でき、人に使用しても安全と予測された「薬の候補」のことです。治験で効果や安全性が認められ、国から医薬品として承認されれば、最新の薬になります。
  • 「プラセボ」という名前を聞いたのですが、これは何ですか?
  • 見かけは薬と同じですが、病気に効果を示す有効成分を含んでいないものを「プラセボ」といいます。しかし、プラセボを飲んだ場合でも、症状が改善することがあり、これをプラセボ効果といいます。このプラセボ効果の影響を取り除いて治験薬の効果を判断しなければならないので、治験ではプラセボを使用することがあります。
  • 治験コーディネーターはどんなことをしているのですか?
  • 患者さん、医師や院内スタッフ、製薬会社の方との間にたって治験が安全かつ円滑に行われるようにサポートするのが治験コーディネーターの仕事です。患者さんの治験に対する疑問や不安にもお答えします。
  • 治験の結果はどうなるのですか?
  • 治験によって得られた貴重なデータは、他のデータとともに製薬会社が厚生労働省に提出します。提出されたデータは厚生労働省で審査され、承認された治験薬は医薬品として販売されます。

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治験に参加中のQ&A

  • 治験薬を飲み忘れてしまった時はどうすればいいですか?
  • 担当医師に報告し、医師の指示に従ってください。
  • 途中でやめたくなったらどうしたらいいですか?
  • 患者さんから申し出があった場合、どんな理由であっても治験を途中でやめることができます。途中でやめたとしても患者さんが不利益を受けることはありません。ただし、治験薬の服薬を突然やめると、副作用が出る場合がありますので、勝手に治験薬の服薬をやめるのではなく、担当医師とよく相談して下さい。
  • 風邪をひいた場合、どうしたらいいですか?
  • まず、治験の担当医師に相談して下さい。風邪薬や漢方薬の中には、治験薬との飲み合わせがよくない薬もあります。患者さんの安全を守るためにも、担当医師に相談して下さい。
  • 症状が悪くなったらどうすればいいですか?
  • 担当医師に伝えて下さい。担当医師が治験を続けるかどうかを判断し、中止することもあります。

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